今後の介護のお仕事の将来性
2017.02.28

おばあちゃんと介護士今後の日本は、今以上に高齢化が進むと言われています。更に言うといわゆる団塊の世代が本格的に高齢者になると、劇的に介護の仕事の需要が増えると言われています。それに伴って、介護士や介護に関連する求人も増加する事が想定されています。普通に考えれば需要が多くなるという事は供給側の価値が高くなるため、そこで働く人の価値も高くなります。価値が高くなると賃金は上昇し雇用機会も増えるため、介護の仕事の将来は明るいという結論になります。

ただし介護業界の場合、このように単純な話が成立するわけではありません。その理由にはいくつかありますが、まず国の社会保障費は無限にあるわけではありません。それに伴って、介護報酬は需要が増えても上がるとは限りません。下がる可能性もあります。介護報酬が下がると事業所の収入は減ってしまいます。介護事業所の収益の大部分は介護報酬です。事業所の努力により事業所の評判が高くなったとしても、介護報酬は変えることができません。簡単に言うと勝手に利用料の値上げが出来ません。さらに言うと、値上げが出来ない以上人件費を増やすことが出来ません。つまり、環境面だけで話をすると介護士として長く働いても収入が大幅に増える可能性は低いという事になります。これは、介護の仕事に限った話ではありませんが、需要の高まりが働く人の収入に反映されにくいという矛盾があります。

しかしながら、だからと言って介護の仕事の将来性は低いのかというとそんなことはありません。需要が高まるという事はチャンスが増える可能性は極めて高いという事です。ただし、介護の仕事に関わる方全員に対してのチャンスではない可能性が高いです。今後は今以上に二極化が進むものと思われます。要するに、スキルを身につけて価値の高い人材になればなるほどチャンスが広がります。向上心を持って、自己研鑽に取り組んでいるような方は、今後ますます貴重な存在となります。どのような事業所においても介護士の中心となり、リーダーシップを発揮してくれるような人材が必要です。今後需要の高まりによって事業所が増える事になった場合、間違いなくそのような人材の取り合いが起こります。そうなった時に必要とされる人材として評価されるように、自己研鑽に励むべきではないでしょうか。

介護士として十分経験を積んでいるなら、その先の目標としてさらに上の資格を目指してみるのもいいのではないでしょうか。新たな資格を取得したり、その為に勉強すると視野が広くなります。もちろん取得した資格を活かして働くという選択肢も増えます。選べる選択肢を増やすことは、将来性を広げる事につながるはずです。

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