介護職のやりがいとは
2017.02.28

介護士と老夫婦介護の仕事は他の業界と比較すると労働環境が良くないとよく言われます。そんな介護の仕事のやりがいとは一体何でしょうか。求人広告を見るとさわやかな笑顔の職員が楽しそうにしていますが、実際のところどうなのでしょうか。前提として、仕事のどのような事に対してやりがいを感じるのかはその人の価値観や、人生経験によって違います。その上で介護の仕事をしている方がやりがいを感じる時とはどのような時なのでしょうか。

介護の仕事に就いている方に多いのは、利用者の笑顔や感謝の言葉という答えです。どんな仕事をしている方にも共通した意見かもしれませんが、こういった感性をお持ちの方は接客業や福祉の仕事に向いているのではないかと思います。食事や排せつ、入浴などの介助を行った際に「気持ちよかった!ありがとう!あなたがいてくれて本当に良かった!」と驚くほど感謝される事があります。本当にうれしかったからこそそう言ってくださると思いますが、自分が人の役に立っていることを実感できます。そんな時、この仕事をしていて良かったとやりがいを感じます。

別の視点では、「日々発見がある。自分自身の成長につながる」という意見もあります。特に認知症の方に関わっている時に感じます。認知症の方は、強い不安感やストレスを感じながら生活されています。介護士の小さな気付きによって、落ち着かない様子で過ごしていた利用者が、穏やかに笑顔で過ごせるようになることがあります。認知症の影響で、自分の予定が分からなくなってしまうと、落ち着かなくなり大声を出してしまったり、怒り出してしまう利用者に対して、介護士が一つ先までの予定だけお手紙として都度お渡しすると1日落ち着いて過ごせるようになったという事がありました。誰もこの事に気付かなければ、この利用者はずっとイライラしたまま生活しなければなりませんでした。介護士の小さな気付きによって、利用者のよりよい生活につながった事例ですが、こういった時に介護士としてやりがいを感じます。

介護の仕事は、利用者が人生の最後の瞬間まで自分らしく生きていく事をお手伝いする仕事です。介護が必要な利用者の生活に、ある時はお手伝いをしたり、ある時は寄り添いながら関わっていくという事には、大きな責任が伴いますが、だからこそ仕事のやりがいにつながるのではないでしょうか。うまく行かない事も多いですが、だからこそ仕事として取り組む価値があると感じます。介護の仕事は大抵の場合チームで問題解決に取り組みます。そんな仲間の存在もやりがいにつながっています。

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